ICT x Education

ICTコーディネーター・阪上からのメッセージ

iTunes U アプリの大幅進化

iTunes Uが、進化しました!

iPhoneiPadで利用できるアプリのバージョンアップがあり、いままでに実現できなかった機能が強化されました。

 

そもそもiTunes Uは、大学をはじめとした教育機関が講義配信のためのシステムとしてスタートしました。日本でも東京大学をはじめとした著名な大学が、そのころにリリースされています。その後、小中高からの要望が高まり、より幅広い教育機関が講義配信できるようになりました。

そして、iPhoneiPadの普及によって、多くの学習者がデバイスを持つようになったことも影響してかなのか、iTunes Uはアプリとして登場し、いままでの講義配信式からコースへと進化することになります。コースとなることで、より簡便な仕組みへと発展したわけです。

 

初期バージョンは、ネットワークがない環境でも講義を視聴することができるという画期的な手法でした。ストリーミング配信のように無線LAN等を必須としなかった。しかし、双方向性という点では劣っていました。常にシンプルを追求するAppleっぽいスタートです。

その後、バージョン2.0になると、「討議」という機能が追加され、コースの中でディスカッションをすることができる機能が追加されました。(最近でいう教育系SNSと同等です)

これにより、一方通行な講義形式から、双方向性を手にいれることができました。

そして昨日、2回目となるバージョンを果たし、アプリがさらに進化したわけです。

 

長くなりましたが、追加変更点は下記です。(AppleiTunes Uアプリのサイトから引用)

• 受講者が課題を提出できるようになりました
• iTunes UでPDFの課題に直接注釈を付けられるようになりました
• 講師が総合成績評価で成績を付けたり、受講生の進捗状況を追跡したりできるようになりました
• 受講者と講師の間で1対1のプライベートな会話ができるようになりました
• 1つの課題に複数のファイルを添付できるようになりました

 

なんと、いままでになかった課題の提出ができるようになっているではないですか!

いままで最もほしいと思っていた機能が追加されて、ある意味完全に使えるツールになったと思います。これで有償サービスはほぼいらないかな...(iTunes Uは無償です)

 

国内でもiTunes Uは多くの自治体や学校で使用されています。

この進化によって、「いつでも・どこでも・だれでも」学習できる環境の実現をよりしやすくなったと感じます。

近い将来出てくるであろう実践例を楽しみにしたいと思います。(それらはまた追ってご報告します)

iTunes U

iTunes U