ICT x Education

ICTコーディネーター・阪上からのメッセージ

Lightning用のUSBドライブ

数々の学校や教育委員会タブレットが導入されはじめていますが、その端末のひとつとして、ある程度の地位を確立しているiOS端末(iPadiPad mini)。
しかし、USB端子を持ち合わせていないため、よく現場で利用されるUSBドライブが使えなくて困るという話をよく聞きます。
 
DropboxGoogleドライブのほかに、WebDAVサーバ(ファイルサーバー)などのクラウドストレージが普及している中、それらを活用されている方々もいらっしゃいますが、無線LANを使ってアップロード・ダウンロードすることになるため、ネットワークが十分に整備されていない環境では役に立ちません。
もちろん、学習環境を整備する上で、第一に考えたい無線LAN
でもお金が掛かるから、ということで整備が遅れているのも事実。
 
そこで、この製品に着目してみました。
iOS端末が唯一もつ物理的な端子(Lightning)と接続ができ、USB3.0端子でパソコンとも接続ができるUSBドライブです。
しかも、類似商品として、iStickという名前で数々の商品が発売されていますが、
USB3.0で利用できるのはこの商品のみでした!

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このUSBドライブは、iOSアプリをインストールし、そのアプリを経由して、

iOS側にファイルを保存するという手法を用いています。

対応ファイルは、画像・動画・オフィスファイル形式など、実際に授業で扱っている形式は十分対応していました。

 

実は当初、このUSBドライブをプロファイル(WiFiなどのパスワードを格納したファイル)を配布するために利用できないかな?と思って試していました。

無線LANがパスワードロックされている状況下で、メールやネットからプロファイルを取得してもらうというのは矛盾がありますので、なんとかUSBドライブなどが使えないかな、と思ったのです。

しかし、残念なことに、iPhone構成ユーティリティで作成されたプロファイルの配布方法としては、メールとWebと記載があり、実際に試してみても、プロファイルを開くためのアプリがないということで実現できませんでした。

今後、できるようになると手軽でいいなと思う次第です。

 

なお、Macのアプリケーション(Apple Configurator)を用いると、30台までまとめてUSBハブ経由でインストールすることはできます。ただ、誰でもMacを持っているわけでもないということで、この実験に至っています。)

 

 
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